行事

  • 春

    〜新暦盆 ゑんま詣・大斎日法要〜

    7月16日は、閻魔さまとのよきご縁を結ぶ大斎日です。
    2018年 7月14日(土)〜16日(月・祝)(3日間)
    ◎新暦お盆ゑんま詣 大斎日法要
    午前8時〜(閻魔堂)※期間中、毎朝厳修

    ゑんま詣・特別寺宝展

    2018年 7月14日(土)〜16日(月・祝)(3日間)
    午前9時〜午後3時30分
    拝観料
    一 般:600円
    中学生:400円
    小学生:300円
    ※当オリジナル御朱印(お盆ゑんま詣記念御朱印)のご志納料(2,000円)
    ◎お盆ゑんま詣記念御朱印の授与(有料)…2枚1組セット授与
    ○ゑんま詣記念 (閻魔殿)見開き金仕立墨書朱印
    ○ゑんま詣記念 百人一首かるた風(参議篁)見開き金仕立墨書朱印
    ※授与時間…午前9時〜午後3時30分
    ※但し、現定数での授与となりますので、その点ご承知のほど願います。
    ※ご拝観者のみ、当オリジナルご朱印の授与となりますので、予めご了解の程願います。
    ◆ 特別拝観内容

    寺宝展では、重要文化財であります「薬師如来像」、江戸時代(元禄二年)法橋院達作の小野篁像や、篁作の「閻魔大王像」、「十王図」(初公開)、小野篁卿の「冥途通いの井戸」と「黄泉がえりの井戸」等を公開いたします。

    ◆ 十王信仰における閻魔さま

    人間の死後は永遠の謎であり、物理的には説明できない精神世界といえますが、仏教ではこの世界を独特の死生観と輪廻思想でもって分かりやすく説いています。
    それは、悟りを開かない限り永遠に現世の業(ごう)(善悪の行い)によって、天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六つの世界を廻り続けるといわれています。
    唐代中国ではじまったとされる十王信仰は、日本には平安時代末期に伝わり、『地蔵菩薩発心因縁十王経(じぞうぼさつほっしんいんねんじゅうおうきょう)』(地蔵十王経)が作られました。
    その十王経によると、臨終から前述の六つの世界(六道界)に生まれ変わるまでに、中間の世界が存在すると説きます。臨終から49日間のことを「中陰(ちゅういん)」といいますが、この間に死者は、7日間ごとに十王のうちの七人の裁判官(秦広王(しんこうおう)・初江王(しょこうおう)・宋帝王(そうたいおう)・五官王(ごかんおう)・閻魔王(えんまおう)・変成王(へんじょうおう)・太山王(たいざんおう))の裁きを受け、そして49日目の「満中陰(まんちゅういん)」には、それぞれの罪の重さによって、次に転生(てんしょう)(生まれ変わる)する世界(来世(らいせ))が決まるとされています。
    ただ49日目以降の継続審査(再審)も認められており、100日目(100箇日…平等王(びょうどうおう))、1年目(一周忌…都市王(としおう))、3年目(三回忌…五道転輪王(ごどうてんりんおう))と、遺族が死者にかわって功徳を積む追善供養を行えば、「裁判で少しでも罪の許しを請うことができる」ともいわれています。
    また鎌倉時代になると、臨終を迎えた者の来世を決めるために7日ごとの審理を行う十王は、実は仏さまの化身でそれぞれの本来の姿(本地仏(ほんじぶつ))を持つという考え方も定着しました。人の罪を暴きたてる恐怖の裁判官という十王たちの裏には、慈悲深い仏の顔があるということです。
    初七日(しょなのか)を司る秦広王は、不動明王が本地仏であり、五七日(いつなのか)(死後35日目)が閻魔大王で地蔵菩薩、そして六道輪廻という観点より輪廻転生を司る七七日(なななのか)(死後49日目)「満中陰」の太山王は薬師如来というわけです。
    ですから、あの怖い表情の閻魔大王も実は、内心は慈悲の心に溢れた地蔵菩薩さまの化身なのです。

    ◆ 記念朱印の授与

    新暦盆のゑんま詣と大斎日法要

    7月16日は、閻魔さまのご縁日で、『地獄の釜の蓋が開く日』ともされ、この大斎日はご先祖様(故人)のご冥福を祈るとともに、この世に生あるご自身も、在家の信者が守るべきとされる五つの基本的な戒め、すなわち五戒((不殺生戒…生きものを殺してはいけない)・(不偸盗戒…他人のものを盗んではいけない)・(不邪淫戒…不倫をしてはいけない)・(不妄語戒…嘘をついてはいけない)・(不飲酒戒…お酒を飲んではいけない))を守り、また、心の三毒ともいわれる(貪(とん)…欲ばり・むさぼりの心)・(瞋(じん)…怒り、腹を立てる心)・(痴(ち)…ものごとの善悪、理非の判断ができないおろかな心)を慎みながら日々を送っているか懺悔(さんげ)する日ともされています。昔は、家庭に限らず社会の誰からも「嘘をつくと閻魔さんに舌を抜かれるぞ」とか「悪さをしたら地獄に落ちるぞ」とか「嘘をついたら針千本のますぞ」とかやかましく言われたもので、基本的な倫理、道徳は自然と教えられ、精神的な基盤に地獄観は受け継がれてきたように思えるんです。
    つまり、それだけ地獄思想の果たしてきた役割は大きかったといえます。しかし昨今は現代人の頭脳から悪い行いの報いを受けて地獄に落ちるといった堕地獄の概念は薄れたかに思えます。かつての日本人は真剣に自分の罪業を見つめ、「懺悔」の念を強く抱き悔い改めようとしたものなのです。
    このような時代だからこそ、当寺では、閻魔さまのご縁日を迎えるにあたり、皆々様に今一度「死後の世界」・「輪廻転生」さらには「地獄の世界」などを見つめ直し、考えていただこうと、前記のとおり本年より斎日法要を厳修するとともに地獄絵や十王図などの特別展観をいたすこととなりました。
    祇園祭りのお囃子の音が聞こえはじめますと、京では、ひと月遅れのお盆も間近と感じるわけですが、皆々様には当寺の恒例行事である精霊迎え「六道まいり」に先立ちましてのこの閻魔斎日行事にも是非ともご参詣下さり、閻魔さまへの一層の信心でもって、さらなる安心(あんじん)の道を歩まれんこと心より願う次第であります。
    尚、当日ご参詣の皆様には、閻魔詣記念として、特別仕立てのオリジナル朱印を授与(有料にて)させていただきますので、限定数とはなりますが、併せて宜しく願い上げます。

    住職 敬白

    ◆ 御朱印帳の授与
    朱印帳

    期間中は「六道珍皇寺オリジナル朱印帳」を授与いたします。
    当寺を代表するものとして、熊野観心十界図を背景として、小野篁卿を表紙にしたものと、閻魔大王を表紙に誂えたものの2種類がございます。

  • 拝観案内 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595 TEL・FAX 075-561-4129
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