行事

  • 冬

    早春の特別寺宝展

    2024年2月23日(金・祝)〜25日(日)
    午前9時〜午後4時まで
    ● 大人(高校生以上) 800円
    ● 中学生 500円
    ● 小学生 400円
    特別拝観内容

    早春の特別寺宝展では、美人画の巨匠 上村松園画伯の奉納秘蔵絵画「多から舩」や、桃山時代に描かれました「参詣曼荼羅図」(京都府指定文化財)、江戸時代初期の「熊野観心十界図」、を公開。江戸時代(元禄二年)法橋院達作の小野篁・冥官・獄卒像や、藤原期(平安後期)作の秘仏・重文本尊薬師如来(現在修復作業中)の台座内より今般の保存修理の際に見つかった像内安置仏の特別公開、篁作の「閻魔大王像」、さらには、江戸時代末期の南画家、藤村曽山筆による「山水画屏風」の大作を公開、小野篁卿の「冥途通いの井戸」と「黄泉がえりの井戸」も併せて公開いたします。

    • 上村松園「多から舩」

    • 藤村曽山「山水画屏風」

    • 熊野観心十界図

    • 珍皇寺参詣曼荼羅図

    • 小野篁像

    • 冥途通いの井戸

    • 黄泉がえりの井戸

    • 竹林大明神の祠

    御朱印の授与

    「早春の特別寺宝展」をご拝観いただいた方には、「多から舩見開き金紙墨書朱印」、見開き金泥墨書「初午稲荷大明神朱印」、見開き初午特別朱印「閻魔王朱印」の他、見開き直書き墨書「龍翔朱印」、見開き「辰年彩色書朱印」の授与も致します。
    ※御朱印は「早春の特別寺宝展」の拝観者のみへの授与となります。

    多から舩見開き金紙墨書朱印1,000円
    >多から舩見開き金紙墨書朱印


    新年の福を呼ぶ宝船(多から舩)
    宝船(たからぶね)とは七福神や八仙が乗る米俵や宝珠(ほうじゅ)、宝物を積み込んだ帆船(はんせん)、またはその様子を描いた図(絵)を言います。
    七福神とは福徳の神として信仰される七人の神々で、大黒天、恵比須(えびす)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋(ほてい)の七神をいい、「八仙」とは、中国の民間伝承による八人の仙人を言います。
    七福神の神々については室町中期には固定されましたが、それ以前には「吉祥天」や「稲荷明神」などの神々も入っていたとされます。
    いずれにしても、この宝船は、こうした神々などを乗せた船であることより、おめでたい船とされ、新年を表す季語ともされています。
    江戸時代頃には一月二日に見る夢を初夢といい、そしてその初夢を見る日には枕の下に七福神の宝船の絵を敷くと良い吉夢を見て、幸運が招来するという習俗も生まれたと思われます。
    さて、当寺とこの宝船(多から舩)の絵とのご縁は、当寺の第二十三世の仰山和尚が、山内の別の寺の住職を務めた折、「稲荷陀枳尼尊天」(いなりだきにそんてん)を祀る寺であったが、大正時代の初期頃、日本画壇を代表する一人とされる美人画家の上村松園より、節分の参拝信者用に頌布する木版画制作の元となる「宝船の絵」を描いていただかれたことに起因します。
    その絵は当寺に今も現存し、去年がその絵をご奉納いただいてちょうど百年目に当たることよりその宝船(多から舩)の絵の一般公開を、この2月に行うとともに、そのめでたき御朱印を若手絵師の協力をもって頌布するに至った次第であります。

    見開き金泥墨書「初午稲荷大明神 朱印」1,000円
    稲荷大明

    和銅4年(711年)2月の最初の午(うま)の日(旧暦では年明け最初の午の日)は、全国の稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社の御鎮座の日とされます。
    その由縁は、古い記録によれば、大昔(大和時代の頃)全国的に気候不良で五穀の稔りの悪い年が続いたので、奈良朝の元明天王(げんめいてんのう)の勅命により、初午の日に京都稲荷山三カ峰の三所に三柱(みばしら)の大神を伊侶具秦公(いろぐはたのきみ)が祀ったところ、五穀がおおいに稔り、天下の百姓は福を得ることが出来たとあります。神階は、天慶(てんぎょう)5年(942)正一位に上(のぼ)り、幟(のぼり)に描かれる「正一位稲荷大明神」の文字はこれに由来するとされます。
    中世から近世にかけては、武家や商家の屋敷神として勧請され、五穀豊穣のみならず、商工業繁栄、家内安全のほか災いを除き福を呼びこむ神徳として知られるようになり、やがては庶民の間に広がり、全国に数多いご分霊社も勧請されることとなりました。
    この稲荷神を篤く信仰されたのが、当寺とゆかりの深い小野篁公(おののたかむらこう)で、仁明天皇(にんみょうてんのう)の承和9年(842)には、陸奥守(むつのかみ)として御着任の際、山城国の稲荷山に詣でられ、そのご分霊をもって東北開拓、国家鎮護の大神として着任地に祀られたとあり、その稲荷社が、東北の宮城県岩沼市にある、日本三大稲荷にも数えられる「竹駒神社」であります。その後、古くは平泉藤原三代、降っては仙台藩主伊達家歴代の尊崇篤き神としての信仰があったと伝わります。
    また、稲荷神は神仏習合思想では、江戸時代までは仏教における聖観音や十一面観音を本地仏(神道の神々は、実は様々な仏の化身という考え)とし、特に江戸以降は陀枳尼天(だきにてん)とも同一視されるようになりました。
    真言密教では、陀枳尼天は奪精鬼として閻魔王の眷属となっています。
    閻魔天のご利益は、申すまでもなく亡者の救済と延命であります。
    当寺にも稲荷大明神を祀る、竹林大明神の小祠が、古くより「小野篁公 冥途通いの井戸」の傍らに祀られています。そこで、本年も二(に)の午(うま)の日(2/24)とはなりますが、前後の三日間の良き日に「初午稲荷神御朱印」をご参詣者にご授与させていただき、この新年にそのご利益(りやく)にあやかっていただければと存じます。

    見開き初午特別朱印「閻魔王朱印」1,000円
    見開き初午特別朱印「閻魔王朱印」

    閻魔王
    今年の『初午』(はつうま)(「初午」とは旧正月明けの最初の午の日に行う祭りごとを言う)は、この二月十二日(月)となりますが、当寺におきましては本年もこの二月の「二の午」(にのうし)の時期ながら、小野篁卿(おののたかむらきょう)が篤く稲荷信仰をされていたことをもっての特別寺宝展を催すとともに「稲荷神」(いなりのかみ)にかかる二種の特別ご朱印をご参詣者各位に授与させていただきます。
    その一つが「閻魔王」朱印であります。
    小野篁卿の稲荷信仰篤きことにつきましては、西暦842年に多賀城の陸奥国府に陸奥守(むつのかみ)として着任の際、奥州鎮護の神として京都伏見稲荷大社のご分霊を、この宮城の地に祀られた話は有名であります。
    この神社が、千年以上の歴史を誇る竹駒神社であり、五穀豊穣のみならず商売繁盛、厄除開運、万病平癒、学業成就、縁結びなどのご利益をもって、今なお広い信仰を集めておられます。
    また一方この稲荷神ですが、日本では狐を神使とすることなどより、荼枳尼天(だきにてん)とも同一視され、さらにはこの荼枳尼天が閻魔天の眷属(けんぞく)とする考え方もあります。
    そこで、当寺の境内ですが、「小野篁公冥途通いの井戸」の傍らに、古来より荼枳尼天を祀る小祠があり、さらにはご承知のとおり閻魔堂には小野篁卿作と伝わる閻魔大王も御座しておられますことより、旧正月にあたるこの初午の時期だからこそ、このご朱印を授与させていただき、より多くの皆さまが、家内安全・無病息災といった「稲荷神」のご利益をいただかれますこと心より願う次第であります。

    御朱印帳直書き朱印の授与
    見開き直書き墨書「龍翔朱印」1,500円 ※朱印帳をご持参ください
    見開き直書き墨書「龍翔朱印」

    龍翔
    今年(2024年)の干支は、辰(たつ)ですが、本来の干支は十干と十二支(じゅうにし)を組み合わせた60種類ある中の十干の「甲(きのえ)」と十二支の「辰(たつ)」が組み合わさった「甲辰(きのえ・たつ)」となります。
    この「甲(きのえ)」は十二支の最初に位置しており、生命や物事の始まりを意味する一方で、硬い殻(から)にこもって、まだ発芽しない状態も同時に表しているとされます。
    また、干支の「辰(たつ)」は想像上の生き物〝龍(竜)〟のことを指していて、「力強さ」や「成功」、「出世」のことを表すことから新たな始まりやチャンスの兆しと考えることもあるそうです。
    ですから、この二つが合わさった「甲辰(きのえ・たつ)」は、いわば成功につながるための努力が種子(しゅし)の内側で育っていくような年でコツコツ努力を積み重ねることができれば、必ずや大きな成果が期待できる年になると言われています。
    ところで、中国では、この龍は、麒麟(きりん)、鳳凰(ほうおう)、亀とともに四聖の一つとして神聖視され、その出現は瑞祥の最たるものとされています。一方、龍は天子のシンボル、皇帝の象徴で、皇帝のことを「龍顔」、皇帝の座る椅子を「龍座」というように権力、力をあらわす時によく使われます。
    また、日本でも龍は、神聖視され、古代神話にも数多く登場しますし、また「雲を呼び、雨を降らせる神」として古くから信仰され、自らが起こした雲に乗って天に飛翔するともいわれています。
    仏教では、仏陀の説法をたすける八部衆の一つに数えられ、禅宗では悟りを得た者、または一山の住持を意味します。
    いずれにいたしましても、このご朱印の言葉は慶事を祝福するかのように空高く龍が飛翔する光景をいっており、この世の永遠の安泰を祈る祝いの言葉といってもいいでしょう。

    見開き「辰年彩色書朱印」各800円 ※朱印帳をご持参ください
    • 薬師尊

      薬師尊

    • 地蔵尊

      地蔵尊

    • ゑんま王

      ゑんま王

    御朱印帳の授与

    「だるま商店」絵師による「閻魔大王」と「小野 篁卿」各姿絵を特別に描いた2種の『六道珍皇寺 改訂版 オリジナル朱印帳』も限定数にて授与させていただいております。

  • 拝観案内 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595 TEL・FAX 075-561-4129
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