行事

  • 秋

    非公開文化財の特別公開

    2020年 10月1日(木)〜11月29日(日)
    拝観休止:11月10日、11日
    午前9時〜午後4時
    拝観料
    大人 1,000円
    中高生 500円
    ※保護者同伴につき、小学生以下のお子様一名の拝観料は頂戴しておりません。
    主催:京都古文化保存協会
    お問い合わせ:公益財団法人京都古文化保存協会事務局 電話075-451-3313/FAX075-451-3314 (平日 午前10時~午後5時)
    ◆ 邪悪・邪気を調伏させ新春の福徳を授かる2種の慶祝記念朱印
    11月15日より「非公開文化財の特別公開」の期間中、先月15日に当寺に奉納されました、復曲能「篁」謡奉納を記念した金紙墨書御朱印と、毘沙門天立像の修復を記念致しました銀紙墨書御朱印を特別授与致します。
    復曲能「篁」慶祝記念 金紙墨書御朱印
    • 復曲能「篁」慶祝記念 金紙墨書御朱印
    復曲能『篁』謡奉納記念
    室町時代以降、上演が途絶えていたお能「篁」が、このほど京都観世会「復曲試演の会」さまが、幾多の困難を乗り越えられ、めでたく復活公演の運びとなられましたこと、ご同慶の至りであります。去る、令和二年十月十五日には、これを記念され、篁公ゆかりの当寺に於いて、その「謡」の一部奉納もいただきました。
    来年の二月十三日には、その本公演も京都観世会館でされるなど、誠に喜ばしい限りであります。
    そこで、当寺では、こうした慶事を祝し、限定にて慶祝御朱印を、授与させていただき、改めて「復曲試演の会」皆様へのご祝福とともに、本公演のご成功を心よりお祈りする次第であります。
    小野篁は、皆様ご承知の通り、平安時代前期を生きられた文人官僚でありますが、また「昼は朝廷に夜は閻魔庁に仕えた冥官伝説」をも数多くもたられたお方でもあります。
    これは、篁が閻魔庁における第二の冥官であったということが、「江談抄」巻三や「今昔物語集」巻二十に見られるからです。
    「閻魔王の右腕」として冥界でも強大な権力を持ち、「獄卒鬼」つまり「地獄の鬼」までも指揮下に置き、冥官による裁判や獄卒による苛責(むごい責め苦)から亡者たちを可能な限り救おうとされる立場におられたことより、地蔵菩薩の化身ともされる篁さま。必ずや現世の我々の現今のこの悪疫からの苦しみもお見捨てにはならず救いの手を差しのべて下さることでしょう。
    毘沙門天立像保存修復記念 銀紙墨書御朱印
    • 毘沙門天立像保存修復記念 金紙墨書御朱印
    修復記念 木造毘沙門天立像 伝弘法大師作
    当寺の毘沙門天の姿は甲冑を着けて左手に宝棒を持ち、右手は腰に当てまた足の下には邪鬼を踏まえた勇ましい姿で、腰部の重厚な肉付きや忿怒の顔の浅い彫りと、その造形の迫力は十世紀の彫像の典型的な作例とされている。しかし、経年による劣化は近年著しいものがあり、早急なる本格的な保存修復が必要となったことから、令和元年四月より令和二年三月までの一ヵ年を要しての本格修理を実施し、この春に無事その修復事業も完了となったことより、このたび初の一般公開となりました。
    毘沙門天は梵語を音写したもので、その意味は普(あまね)く聞くというもので、多聞天ともいわれます。護法身として、身に甲冑(かっちゅう)をまとい右手に宝棒を持ち、左手は腰に当て、たくましい足の下には邪鬼を踏まえた勇ましい姿をされています。
    毘沙門天の妻は、福徳の女神、吉祥天(きっしょうてん)とされ、福徳神として七福神の一つにも数えられています。
    本年は、悪疫蔓延の決していい年とはいえませんでしたが、必ずや明年は皆さまの苦しみを聞きとげられ、悪疫を退け、福徳を授けてくださることでしょう。
    ただ、そのためには、皆様が善根を積む(よい果報を受けられるよう善行を重ねる)ことが必要なことは申すまでもありません。
    ◆ 特別拝観内容

    「京都非公開文化財特別公開」は昭和40年にはじまった文化財愛護の普及啓発事業で、文化財を公開することにより、市民あるいは広く国民的な活用に資し、且つそれに基づいて文化財愛護の関心を高めるという趣旨の特別公開展です。
    本特別公開では、弘法大師作と伝えられております木造毘沙門天立像が修復後初公開となります。毘沙門天は、帝釈天の配下にあって、四天王や十二天の中の一尊として仏の世界の北方を守護しており、現世利益(げんぜりやく)を満たす神として、七福神の一つ(福徳神)に数えらます。
    当寺の毘沙門天の姿は甲冑を着けて左手に宝棒を持ち、右手は腰に当てまた足の下には邪鬼を踏まえた勇ましい姿で、東京国立博物館の専門家のご意見では、当寺の毘沙門天が十世紀頃の作とされるのは、腰部の重厚な肉付きや忿怒の顔の浅い彫りとされるが、面部や肩の一部あるいは台座や光背が後世の補修となっており、その尊容を損ねる箇所もあるのは惜しまれるところながら、造形の迫力は十世紀の彫像の典型的な作例との評価も得ております。
    しかし、近年頭部や躰部の材下に著しい虫蝕が進んでいることが判明したこともあり、早急に本格的な保存修復が必要となったことから、2019年4月より2020年3月までの一ヵ年を要しての本格修理を実施し、この春に無事その修復事業も完了したことより、このたび初の一般公開となりました。
    また、岩手県の常安寺(曹洞宗の寺院)さま所蔵の寺宝、佐々木藍田(ささきらんでん)筆の「大地獄絵図」(江戸時代後期)の複製画を公開。冥界を閻魔大王の招きで、高僧の満慶上人を案内する小野篁公のお姿が描かれているなど大変興味深い地獄絵となります。その他、江戸時代(元禄二年)法橋院達作の小野篁・冥官・獄卒像や、重要文化財であります「薬師如来像」、篁作の「閻魔大王像」、さらには“風の画家”として知られる画家、中島潔画伯による地獄絵「地獄心音図(じごくこころねず)」を特別公開をいたします。中島潔画伯の『地獄心音図』では、「八大地獄」と呼ばれる八つの相を描き、現世の罪状に応じて地獄の責め苦が変わるさまを描き分けています。

    • 木造毘沙門天立像 伝弘法大師作
      木造毘沙門天立像 伝弘法大師作
    • 大地獄絵図
      大地獄絵図
    • 地獄心音図
      地獄心音図
    • 薬師如来坐像
      薬師如来坐像
    • 小野篁像
      小野篁像
    • 閻魔大王像
      閻魔大王像
    ◆ 朱印帳墨書の授与
    今回の特別寺宝展期間では、悪疫退散御札朱印シリーズと致しまして「ゑんま王」のほか、新たに「地蔵尊」「薬師尊」を加えた3種の墨書を各お方様お持ちの御朱印帳に手書きにて授与を致します。ご来寺の際は必ず御朱印帳をご持参ください。
    • ゑんま王

      ゑんま王

    • 地蔵尊

      地蔵尊

    • 薬師尊

      薬師尊

    限定御朱印につきましては、紅葉紙金泥御朱印の薬師セット(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩[3種セット])、閻魔セット(閻魔大王・小野篁・地蔵菩薩[3種セット])を拝観者の皆様に特別授与もさせていただきます。
    紅葉紙金泥御朱印 薬師セット(3種セット)
    • 薬師如来

      薬師如来

    • 日光菩薩

      日光菩薩

    • 月光菩薩

      月光菩薩

    紅葉紙金泥御朱印 閻魔セット(3種セット)
    • 閻魔大王

      閻魔大王

    • 小野篁

      小野篁

    • 地蔵菩薩

      地蔵菩薩

    ◆ 御朱印帳の授与

    期間中は「六道珍皇寺オリジナル朱印帳」を授与いたします。
    当寺を代表するものとして、熊野観心十界図を背景として、小野篁卿を表紙にしたものと、閻魔大王を表紙に誂えたものの2種類がございます。

    朱印帳 六道珍皇寺オリジナル朱印帳 小野篁卿(1,800円) 閻魔大王(1,800円)
  • 秋

    復曲能「篁」謡奉納

    2020年 10月15日(木)
    午後1時〜
    場所
    閻魔・篁堂
    ※雨天決行
    ※一般見学可
    上演が途絶えていた作品を現代の能舞台に復活させる京都観世会の取り組み「復曲試演の会」。「もし上演され続けていたら現代に生きる能楽師はどのように演じるか」を思いながら文献を紐解き、2年がかりで節付、型付等を行い公演を迎えます。
    「篁」は数種類の伝本と、室町後期の装束付伝本「武芸六輪之次第」の鬼之能の記載を頼りに、西野春雄氏の監修により能を立体化し、来たる令和3年2月13日に公演が行われます。
    それに先立ちまして、2020年10月15日(木)に当寺の閻魔・篁堂にて謡の一部を奉納致します。
    また、これを記念し、限定の御朱印の授与も致します。
    復曲能 篁
    ◆ 当日の模様

    当日の謡奉納の模様をダイジェスト動画でご覧いただけます。

  • 拝観案内 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595 TEL・FAX 075-561-4129
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