行事

  • 夏

    精霊迎え 六道まいり

    毎年8月7日〜10日(4日間)
    午前6時〜午後10時
    六道まいりの様子.1


    京都では、盂蘭盆を控え8月7〜10日の期間において、精霊(御魂 みたま)を迎えるために当寺に参詣する「六道まいり」という風習があります。別称を「精霊迎え」といいます。(詳しくは→こちら
    初盆をお迎えのお家には、上記期間中新仏さまの特別追善供養のお申し込みも承っております。

    六道まいりの様子.2
    初盆の特別追善供養について

    初盆供養のお申し込みを受付ければ、8月17日の大施餓鬼法要の前日まで、朝のお勤め(朝課)に於いて、日々ご回向いたすとともに、17日の大施餓鬼当日に於いては、亡者の新仏様には「六道の迷界の苦難から逃れられますよう」また残されたご遺族様には「ご先祖様の加護をもって長寿を全うなされますよう」ご供養させていただきます。
    また、翌年の諸霊位の一周忌に向けましては、初盆諸霊位の法名(戒名)を軸物に浄書、軸装し(写真1)、永代供養霊として翌年の一周忌目のお盆より3年、7年、13年…と年忌の年毎に本堂にまつり(写真2)お盆期間中懇ろにご回向させて頂くこととなります。

    ◆ 江戸花洛細見図 六道まいり オリジナル朱印帳の授与
    朱印帳

    大変ご好評いただいております、「江戸・花洛細見図」を誂えました六道珍皇寺オリジナル朱印帳(3,000円)も10日までの授与となります。限定数まで、まだ若干数の余裕がございますので、ご希望の方はお早めのお越しをお願い致します。

    ◆ 御朱印の授与

    本尊墨書「薬師如来」の御朱印を授与させていただきます。

    本尊墨書「薬師如来」の御朱印

    六道珍皇寺の御本尊である薬師如来は、重要文化財に指定されている木造薬師如来坐像で、藤原期を代表する優秀な作品で、古来より秘仏とされています。
    正式には「薬師瑠璃光如来」と言い、東方極楽浄土に座している如来と伝えられています。右手は施無畏印を組み、左手には如来の中でも唯一、薬壷(やっこ)という法具を持っています。
    病気を平癒し、身心の健康を守ってくださる現世利益の仏様である事から「大医王仏」という名前でも有名です。
    『薬師如来本願功徳経』では、薬師如来様は私共をお助けくださるため、十二の大願(誓願)をおたてになられました。衆生の身心・物心両面を護ってくださる有難い仏様といえますが、しかし、その本願はやはり第七の「諸病悉除」の願い、つまり「病身から健康体への恵み」であります。
    また、十二誓願で一番心を打たれるのは「一切衆生がみな極楽へ往生するまでは自分は仏にならず、必ず一切衆生を助ける」という悲願であります。
    とりわけ、当寺のこのお薬師様は、いく世紀ものあいだ、冥界に旅立つ死者を送り、あるいは懐かしき肉親、先祖の精霊を我が家に迎え入れようとする人々の哀感を見守ってこられた仏様なのです。
    また、厳しくも慈悲深いその相好のなかに、いまは模糊として歴史の忘却のかなたに消えて行った無数の人びとのさまざまな歎きや、人生の哀愁も無限にこめられているように思える仏様といえます。

    この期間に限り、金朱印は紺紙金泥にて「薬師如来」「小野篁卿」「閻魔大王」、そして奇数年の本年は定めにより、金朱印「日光菩薩」を拝観者の皆様へ授与いたします。

    紺紙金泥の御朱印。左から、薬師如来、小野篁卿、閻魔大王

    紺紙金泥の御朱印。左から「薬師如来」「小野篁卿」「閻魔大王」です。

    右は日光菩薩の御朱印です。
    一般的な話としまして、日光菩薩は仏教における薬師如来の脇侍としての一尊です。日光遍照菩薩あるいは日光普照菩薩とも呼ばれ、薬師仏の左脇に侍しています。『薬師経』に依れば、日光菩薩は、一千もの光明を発することによって広く天下を照らし、そのことで諸苦の根源たる無明の闇を滅尽するとされています。
    紺紙金泥の御朱印、日光菩薩

    また、今回の六道まいりを記念し「江戸・花洛細見図」特別御朱印を、地蔵尊と薬師佛の2枚1セットにしての授与いたします。数に限りがございますので、ご希望のお方様はお早めのお越しをお待ち申し上げております。

    地蔵尊
    地蔵尊は正式名称は地蔵菩薩で、サンスクリット語(梵語)では〝クシティ・ガルバ〟といいます。
    〝クシチ〟は「大地」、〝ガルバ〟は「母胎」という意味で、大地がすべてを母のように育むように人々の苦しみを包みこんで救ってくださる仏さまであり、「大地の仏」ともいわれる所以であります。
    地蔵菩薩は釈尊(お釈迦さま)が入滅された後、未来仏である弥勒仏が出現されるまでの無仏世界において六道を輪廻する衆生を救済することをお釈迦さまから委ねられた菩薩であります。ですから救世主・地蔵菩薩はたとえ地獄に堕ちた罪深い衆生をも、極楽世界に往生させんと地獄の猛火の中にも自ら身をおき、大いなる慈悲で救済くださることより「六道能化の菩薩」ともよばれるのです。
    当寺「六道の辻」に御座する室町時代(十五世紀)頃の作とされる数多くの地蔵菩薩は、いく世紀にもわたり、地獄の底から悪の渦巻く現世においても、助けを求めてさ迷い喘ぐ衆生に救いの手を差し伸べて下さっているのです。

    薬師佛
    薬師佛の正式名称は薬師瑠璃光如来で東方の浄瑠璃とよばれる仏国土世界の教王さまであります。
    「薬師瑠璃光如来本願功徳経」には薬師如来がまだ菩薩として修業中であったときに、衆生を救済するために立てられた十二の誓願が説かれています。
    そのなかには、五戒を守り、欲をはなれて施しの徳を積むものには、寿命を延ばし、諸病を除き安楽を与えるという現世利益が説かれており十二の大願の中で最も重要なものであります。
    また、お薬師さまの一番心を打たれる誓願といえば「一切衆生が、みんな極楽へ往生するまでは、自分は仏にならず、必ず一切衆生をたすける」という悲願であります。
    こうした悲願、慈悲をいただくため、〝六道の辻〟に御座する当寺本尊の薬師佛(重文・藤原期)はとりわけお盆の時期には今日までいく世紀にもわたり篤い信仰を集めているのであります。

    六道参りポスター 夏

    初盆特別大施餓鬼法要

    毎年8月17日
    午前11時より厳修

    お盆精霊迎え期間中(8月7~10日)に新盆特別供養を承った諸霊は、上記日程の大施餓鬼法要を建仁寺派管長お導師のもと、大勢の建仁寺僧衆方の随喜をもって厳修申し上げます。
    その後、新佛諸霊位は、永代供養扱いとして奉書紙に浄書し新仏結縁供養軸として、軸装させていただき、春、秋のお彼岸、お盆において懇ろにご回向させていただくこととなります。

    ※但し、初盆をお迎えの諸霊位は、この初盆特別大施餓鬼法要後において奉書紙への浄書の後、軸装となりますので、追善供養は、翌年の春のお彼岸よりとなります。
    なお、一周忌、三回忌の正当年の年忌にあたりましては、お軸は六道参りの期間中において、本堂前にまつり供養させて頂くこととなります。

  • 拝観案内 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595 TEL・FAX 075-561-4129
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