精霊迎え 六道まいり

  • 精霊迎え(六道まいり)について

    期間:2022年8月7日(日)〜10日(水)(4日間)
    時間:午前6時〜午後10時(4日間とも)
    六道参りポスター

    昨年につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により苦汁の決断ではありましたが「制限開催」ということで、初盆の新仏さまをお迎えのお家の方々のみに限りご参詣をいただき、おまいりを自粛いただいた大多数の皆々様には「オンライン」と「郵便」によるご供養を「代参」という形でもって本行事を執り行わせていただいた次第であります。
    本年は、今のところ京都の感染状況も落ち着いていることより、今年のお盆行事は次の感染予防策を講じるなかで久々3年振りに例年通り通常開催実施する運びとなりました。

    また参道に例年出店いただく「六道会」加盟店の花屋さんも、本年は、コロナ感染症の発症前のような、通常通りの出店をされることとなりましたので、どうぞご安心の程願います。しかし、ご遠路等の理由により、どうしてもご参詣のかなわないお方様もおられますことより、昨年同様「オンライン」か「郵便」による受付け窓口は設け、高野槙の配送もさせていただくことといたしましたので宜しくご承知おきの程願います。

    六道まいりの様子.1


    京都では、盂蘭盆を控え8月7〜10日の期間において、精霊(御魂 みたま)を迎えるために当寺に参詣する「六道まいり」という風習があります。別称を「精霊迎え」といいます。
    初盆をお迎えのお家には、上記期間中新仏さまの特別追善供養のお申し込みも承っており、また、一周忌・三周忌の追善特別供養のお申し込みも併せて承っております。

    京のお盆行事と「六道まいり」 六道まいりの様子.2 代参供養について
    初盆の特別追善供養について

    初盆供養のお申し込みを受付ければ、8月17日の大施餓鬼法要の前日まで、朝のお勤め(朝課)に於いて、日々ご回向いたすとともに、17日の大施餓鬼当日に於いては、亡者の新仏様には「六道の迷界の苦難から逃れられますよう」ご冥福をお祈りいたすとともに、また残されたご遺族様には「ご先祖様の加護をもって、無事息災と喜びごと多き日々が続きますようにと、さらには、仏さまのお心がより育くまれますようお見守り下さい」との願いをもってご供養させていただきます。
    また、翌年の諸霊位の一周忌に向けましては、初盆諸霊位の法名(戒名)を軸物に浄書、軸装し(写真1)、永代供養霊として翌年の一周忌目のお盆より3年、7年、13年…と年忌の年毎に本堂にまつり(写真2)お盆期間中懇ろにご回向もさせて頂くこととなります。

    ◆ 御朱印の授与

    本尊墨書「薬師尊」の見開き御朱印を彩色をもって特別授与させていただきます。

    六道珍皇寺の御本尊である薬師如来は、重要文化財に指定されている木造薬師如来坐像で、藤原期を代表する優秀な作品で、古来より秘仏とされています。
    正式には「薬師瑠璃光如来」と言い、東方極楽浄土に座している如来と伝えられています。右手は施無畏印を組み、左手には如来の中でも唯一、薬壷(やっこ)という法具を持っておられます。
    病気を平癒し、身心の健康を守ってくださる現世利益の仏様である事から「大医王仏」という名前でも有名です。
    『薬師如来本願功徳経』では、薬師如来様は私共をお助けくださるため、十二の大願(誓願)をおたてになられました。衆生の身心・物心両面を護ってくださる有難い仏様といえますが、しかし、その本願はやはり第七の「諸病悉除」の願い、つまり「病身から健康体への恵み」であります。
    また、十二誓願で一番心を打たれるのは「一切衆生がみな極楽へ往生するまでは自分は仏にならず、必ず一切衆生を助ける」という悲願であります。
    とりわけ、当寺のこのお薬師様は、いく世紀ものあいだ、冥界に旅立つ死者を送り、あるいは懐かしき肉親、先祖の精霊を我が家に迎え入れようとする人々の哀感を見守ってこられた仏様なのです。
    また、厳しくも慈悲深いその相好のなかに、いまは模糊として歴史の忘却のかなたに消えて行った無数の人びとのさまざまな歎きや、人生の哀愁も無限にこめられているように思える仏様といえます。さらには、当寺が「六道の辻」にある寺でありますことより、弘法大師さまがお刻みになったとされる「大石地蔵」さまはじめ、数多くの地蔵菩薩さまがおられますことより、当日には同じく彩色にて「地蔵尊」とお書きいたすとともに、小野篁卿作と伝わる「閻魔大王坐像」も特別開帳されますことより、前日と同様に当期間に限り、彩色にて「ゑんま王」のご朱印も特別授与させていただきます。

    見開き御朱印(各800円)
    • 薬師尊

      薬師尊

    • 地蔵尊

      地蔵尊

    • ゑんま王

      ゑんま王

    また、この期間に限り、金朱印は紺紙金泥にて従前よりの定めにより、金朱印「月光菩薩」を拝観者の皆様へ授与いたす年となっております。また、本年春よりは、紫色紙にて、当寺でお祀りする仏さまのご尊名を金泥にてお書きし、授与させていただいているところでありますが、このお盆期間には、金泥にて「閻魔大王」と「地蔵菩薩」さまにて授与させていただきます。

    金泥御朱印(各600円)
    • 紺紙金泥「月光菩薩」

      紺紙金泥「月光菩薩」

    • 紫色紙金泥「閻魔大王」

      紫色紙金泥「閻魔大王」

    • 紫色紙金泥「地蔵菩薩」

      紫色紙金泥「地蔵菩薩」

    また、本年の「六道まいり」記念朱印として「江戸・花洛細見図」御朱印を、大悲地蔵と薬師佛の2枚1セットにしての授与いたします。数に限りがございますので、ご希望のお方様はお早めのお越しをお待ち申し上げております。

    「江戸・花洛細見図」特別御朱印(2枚1組)(セット2,000円)

    大悲闡提菩薩
    仏の身でありながら衆生に手を差し伸べる為にあえて菩薩としておられる仏さまであります。
    ですから地獄に堕ちた罪深い衆生をも、極楽世界に往生させんと地獄の猛火の中にも自ら身をおき、大いなる慈悲で救済くださります。
    「大悲闡提菩薩」はいく世紀にもわたり、地獄の底から悪の渦巻く現世においても、助けを求めてさ迷い喘ぐ衆生に救いの手を差し伸べて下さっているのです。

    薬師佛
    薬師佛の正式名称は薬師瑠璃光如来で東方の浄瑠璃とよばれる仏国土世界の教王さまであります。
    「薬師瑠璃光如来本願功徳経」には薬師如来がまだ菩薩として修業中であったときに、衆生を救済するために立てられた十二の誓願が説かれています。
    そのなかには、五戒を守り、欲をはなれて施しの徳を積むものには、寿命を延ばし、諸病を除き安楽を与えるという現世利益が説かれており十二の大願の中で最も重要なものであります。
    また、お薬師さまの一番心を打たれる誓願といえば「一切衆生が、みんな極楽へ往生するまでは、自分は仏にならず、必ず一切衆生をたすける」という悲願であります。
    こうした悲願、慈悲をいただくため、〝六道の辻〟に御座する当寺本尊の薬師佛(重文・藤原期)はとりわけお盆の時期には今日までいく世紀にもわたり篤い信仰を集めているのであります。

    ◆ 御朱印帳の授与

    「江戸・花洛細見図」六道珍皇寺 オリジナル朱印帳(4,000円)

    • 「江戸・花洛細見図」六道珍皇寺 オリジナル朱印帳 表紙

      表紙

    • 「江戸・花洛細見図」六道珍皇寺 オリジナル朱印帳 中面

      中面

    • 「江戸・花洛細見図」六道珍皇寺 オリジナル朱印帳 閻魔大王姿絵

      閻魔大王姿絵

    また、「江戸・花洛細見図」に本年は、だるま商店による「閻魔大王姿絵」の直書き朱印付きのものを誂えました六道珍皇寺オリジナル朱印帳を授与させていただきます。
    今回の六道まいりの期間中「8月7〜10日」の4日間で限定数の授与を予定いたしております。

    初盆等特別大施餓鬼法要

    8月17日(毎年、精霊送り火の翌日)
    午前11時より厳修

    お盆精霊迎え期間中(8月7~10日)に新盆特別供養ならびに一周忌・三周忌の特別供養を承った諸霊は、上記日程の大施餓鬼法要を建仁寺派管長お導師のもと、大勢の建仁寺僧衆方の随喜をもって追善供養を厳修申し上げます。
    その後、新佛諸霊位については、永代供養扱いとして奉書紙に浄書し新仏結縁供養軸として、軸装させていただき、春、秋のお彼岸、お盆において懇ろにご回向させていただくこととなります。

    ※但し、初盆をお迎えの諸霊位は、この初盆特別大施餓鬼法要後において奉書紙への浄書の後、軸装となりますので、追善供養は、翌年の春のお彼岸よりとなります。
    なお、一周忌、三回忌の正当年の年忌にあたりましては、お軸は六道参りの期間中において、本堂前にまつり懇ろにご供養させて頂くこととなります。

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